補聴器のプレゼントの注意点とは?補聴器購入の必要要件や選び方を解説
補聴器をプレゼントしようと考えるタイミング
補聴器をプレゼントしたいと考えるタイミングと、聞こえが悪くなる例について解説します。
敬老の日のお祝いとして
敬老の日は、9月の第3月曜日に設けられた日本の国民の祝日です。敬老の日のお祝いとして、補聴器をプレゼントしようと考える人もいます。敬老の日が近づくと、高齢者向けの商品の広告やCMが増え、聞こえに関する情報を目や耳にする機会が多くなるためです。
家族の耳の聞こえが悪くなっていると感じるため
家族の耳の聞こえが悪くなっていると感じて、補聴器をプレゼントしたいと考える人も多くいます。耳の聞こえが悪くなると、会話や外出が減り、孤立したり楽しみが無くなったりするのではないかと、不安になることもあるでしょう。また、認知症の発症を不安視する人もいます。
聞こえが悪くなると感じる例
家族の耳の聞こえが悪くなったのではないかと考えるきっかけの例は、以下のとおりです。
・聞き間違えが多い
・テレビの音量が大きい
・会話への参加を避ける
・電話を取らない
・インターフォンに気がつかない
補聴器購入には本人の同席が必要
さまざまな理由やきっかけで、補聴器をプレゼントしたいと考える人は多くいます。しかし、補聴器を購入するには本人の同席が必要です。その理由について解説します。
難聴の原因を探る必要があるため
耳の聞こえが悪い原因が、すべて難聴であるとは限りません。耳垢が詰まっている、中耳炎になっているなどで聞こえが悪くなっている場合もあります。聞こえが悪いからといって、補聴器が必要であると判断することはできません。難聴の種類によっては、手術で改善できる場合もあるためです。
なお、補聴器が必要であるかの判断には、耳の手術を受けたことがある、直近3か月以内に耳漏があったなど「禁忌8項目」を確認する必要があります。
禁忌8項目とは
「禁忌8項目」は、日本補聴器販売店協会によって定められています。補聴器を使うよりも先に、診断と治療が必要かを確認する目的があります。禁忌8項目は、以下の8項目です。
・耳の手術を受けたことがある
・最近3か月以内に耳漏があった
・最近2か月以内に聴力が低下した
・最近1か月以内に急に耳鳴りが大きくなった
・外耳道に痛みまたは、かゆみがある
・耳垢が多くたまっている
・聴力測定の結果、平均聴力の左右差が25dB以上ある
・聴力測定の結果、500・1,000・2,000Hzの聴力に20dB以上の気骨導差がある
※参考:禁忌8項目|日本補聴器販売店協会
補聴器にはさまざまな器種があるため
補聴器は、聞こえの状態に合わせて器種を選ぶ必要があります。耳かけ型や耳のなかに入れるタイプなど、ライフスタイルによっても、適した器種が異なります。使う人の聞こえや生活習慣を考えたうえで、適した補聴器を選ばなくてはなりません。
補聴器の調整が必要なため
補聴器は、調整(フィッティング)が必要です。調整(フィッティング)とは、使う人の聞こえに合わせて、補聴器を設定することを指します。1人ひとりの聞こえにくい音域をカバーし、より聞こえやすくするためには、適切な調整(フィッティング)が必要です。
なお、調整(フィッティング)は、購入時のみ行えばよいわけではありません。定期的に調整(フィッティング)し、適切な状態を保つ必要があります。
補聴器を本人が必要としていない場合もある
補聴器をプレゼントして、誰もが喜ぶとは限りません。補聴器を必要としていない可能性も考慮しましょう。
本人が補聴器を装用する気持ちがない
補聴器は、慣れるまでに時間がかかります。また、装用したからといって、即座に聞こえがよくなるとは限りません。本人に装用する気持ちがない場合、慣れるまでの手間が面倒で、補聴器をプレゼントされても箪笥の肥やしとなる可能性があります。
過去に補聴器を購入して失敗した経験がある
かつて、補聴器を購入して失敗した経験がネックになって、補聴器の装用に乗り気でない可能性もあります。補聴器で失敗する原因には、以下のものが考えられます。
・補聴器を試さずに、急いで購入した
・聴力測定や効果測定など、補聴器を正しく使うための測定が不十分だった
補聴器を扱えるか不安に感じている
補聴器は、装用や電池交換など、細かい動作が必要です。小さいものを上手に扱えるか不安に感じて、使うことを嫌がる人もいます。補聴器は、小さくて見た目が目立たない器種も多く販売されていますが、装用や電池交換といった細かい作業は、年齢を重ねるほど、負担になります。また、高齢になるほど適応能力が低下するため、環境の変化に慣れるまでに時間がかかるでしょう。
なお、昨今は、電池式ではなく、充電式補聴器が主流になってきているため、電池交換の負担を減らせるかもしれません。
補聴器をプレゼントする方法
補聴器をプレゼントしたいと考える人もいるでしょう。補聴器をプレゼントする方法を解説します。
一緒に選ぶ
補聴器は、プレゼントしたい相手の聴力がわからなくては選べません。サプライズは避け、先に耳の状態、聞こえを調べておきましょう。認定補聴器技能者がいる、補聴器専門店や眼鏡店での購入がおすすめです。インターネット販売・通信販売でも、オンラインで聞こえのチェックや調整(フィッティング)が可能な場合もあります。
Vibe補聴器公式オンラインストアでは、スマートフォンを使った調整(フィッティング)やオンラインで、聞こえのチェックが可能です。
集音器との違いを理解する
格安で販売されている機器を補聴器だと思って購入したところ、集音器であった可能性も考えられます。集音器はオーディオ機器(雑貨)に分類されるもので、補聴器を必要としない人が対象です。周囲の音を均一に増幅させる音響機器であるため、聞こえに合わせて調整(フィッティング)する機能は備わっていません。
難聴の症状をもつ高齢者には、集音器ではなく、補聴器を選ぶよう注意が必要です。
返品期間を確認する
補聴器をプレゼントする際は、返品保証期間を事前に確認しましょう。「一定期間、使ってみたものの補聴器に慣れない」「補聴器が合わない」と感じる人もいます。返品保証期間内であれば、補聴器に慣れない、合わないといった理由でも、返金してもらえるでしょう。Vibe補聴器公式オンラインストアは30日間の返品保証期間があるため、安心です。
補聴器の種類
補聴器のうち、耳かけ型、耳あな型の2つの特徴を解説します。
耳かけ型
耳かけ型は、補聴器のなかでも、もっとも主流のタイプで、流通量も多めです。一般的に、最新のシリーズは、耳かけ型から販売されるため、高機能、高性能のものを使いたい人に向いています。高価なものから比較的安価なものまで、価格帯が幅広い特徴があります。ただし、耳にかけるため、帽子やマスク、眼鏡の邪魔になる可能性がある点は、デメリットです。
耳あな型
耳あな型は、一般的に、装用する人の耳の形に合わせて作成するオーダーメイド型です。そのため、事前に耳の型を取らなくてはなりません。1人ひとりの耳の形に合わせないと、ハウリングや機器の落下、耳の穴の痛みが生じる場合があるためです。
帽子やマスク、眼鏡などの邪魔にならず、耳の穴に入るため運動時も使えるメリットがあります。ただし、耳かけ型に比べると価格帯が少し高い傾向です。
補聴器の価格目安
補聴器の価格は、5〜60万円ほどと幅広く、片耳当たりの相場は、10〜30万円ほどです。性能により価格に差が生まれ、高性能であるほど、価格が高くなる傾向です。ただし、高価で性能がよいものが、すべての人に快適であるとは限りません。ライフスタイルや使いやすさを考慮したうえで、適したものを選びましょう。
まとめ
補聴器には、さまざまな器種があり、調整(フィッティング)も必要です。本人の同意なしに、プレゼントすることは避けましょう。また、補聴器が合わない人もいます。事前に、返品保証期間を確認しましょう。
Vibe補聴器公式オンラインストアでは、世界トップクラスの補聴器メーカー、WSAudiology(デンマーク本社)製の補聴器を取り扱っています。聞こえのチェックを無料で受けられるだけでなく、30日間の返品保証があり、サポートが充実しています。オンラインで購入できるため、耳鼻科や専門店に行く必要がありません。プレゼントに補聴器を贈りたい人は、ぜひご活用ください。
Vibeの補聴器は、お試し頂いた後も30日間返品可能なキャンペーンを行っています。気になる製品がございましたら、まずお試しでのご利用がオススメです。