補聴器用『空気電池』について知っておきたいこと【Vibe補聴器 ブログ】

こんにちは、「Vibe補聴器ライターチームです。

◆まず初めに。

Vibe補聴器は空気電池という普段は聞き馴染みのない、電池を使用して動いております。補聴器本体が小さいため、空気電池も小さく、交換の際は手先に注意しながら行ってください。また、補聴器本体は精密機械になるので、やさしく扱いましょう。
補聴器本体は精密機械になるので、やさしく扱いましょう。

◆空気電池のお取り扱いについて

補聴器の空気電池は空気中の酸素を使って発電する電池になります。シールをはがすことで、電池の空気あなから酸素が取り込まれ機能します。また、空気電池は一度シールを剥がすと放電が始まり、使わなくても消耗していきます。

一日の使用が終わり、就寝中など補聴器を使わない時は電池室を完全に開けて空気電池を取出して保管してください。

※電源を切らないと音が出続けて、数日で空気電池容量がなくなってしまいます。

◆気になる使用時間について。

【Vibe補聴器における電池使用時間の目安】

Vibe Air:約75時間、Vibe Nano 8 : 約80時間、Vibe Mini 8 : 約150時間 、Vibe S8 : 約125時間

 

◆使用済みの空気電池は?

使用済みの補聴器用空気電池につきましては、リサイクルのために電池工業会が設置しているボタン電池回収缶のご利用をお願いしております。

リサイクルの詳細やボタン電池回収缶の設置場所の検索については、以下のサイトをご確認ください。

一般社団法人電池工業会 - ボタン電池回収サイト

※ボタン電池回収缶のご利用が難しい場合には、各自治体の区分に従って廃棄をお願いいたします。Vibe専用の空気電池は水銀0使用の為、ご家庭で使い終わった乾電池などと一緒に廃棄することができます。廃棄するときは、必ず電極部分にセロハンテープやビニールテープをしっかり貼り、絶縁して捨てましょう。切片同士が直接触れ合うとショートしてしまう恐れがあります。

(各自治体のごみ出しルールに従ってください)

◆使用の際にはご注意を。

空気電池を補聴器に入れたままにすると空気電池が液漏れや膨張をおこし、故障の原因になります。

誤って本体の穴に空気電池を入れると、電池室の扉が閉まらず空気電池は取り出せなくなり、有償修理になるので注意しましょう。
誤って入れてしまった場合は、ご自分で取り出さずVibe補聴器サポートセンター修理受付係に修理品としてお送りください。

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ここからは『冬用の電池の使い方』をお伝えします。

空気電池は使用環境の温度や乾燥、二酸化炭素に大変影響されやすいのです。

冬場における空気電池の使用上の注意

冬場に新しい電池を入れても補聴器が作動しない、すぐに電池交換アラームが鳴る場合は、それはまだ電池が反応していないサインです。手のひらなどを使い、体温で電池を温めてからご使用下さい。冬場の条件によって電池の容量は春~秋に比べて半分以下になる可能性があります。

冬場の空気電池の容量を縮める3大要因

1.寒い季節は、もう少しだけ長く待つ

通常はシールをはがして1分程度で使えますが、寒いところでは反応が遅く、使えるようになるまでさらにお時間を要する場合があります。

  *データ参照元:一般社団法人電池工業会

 

2.お部屋の換気をこまめに行う

 ご使用環境の乾燥状態と二酸化炭素によって本来の電池容量より短くなることがあります。石油、ガスのファンヒーターやストーブをご使用のお客様は換気を十分に行わないと、電池の容量は64%~77%*程度に短縮します。暖房時にはお部屋の換気を十分に行ってください。また、閉め切った車内でも二酸化炭素濃度が上昇することがありますのでご注意ください。

  *データ参照元:一般社団法人電池工業会

 

3.電池は乾燥ケースに入れて保存しない

補聴器に電池を入れたまま、乾燥ケースに入れると電池寿命は54%~65%*に短縮します。補聴器を乾燥ケースに入れる際は、電池を取り出して保管しましょう。
以上が冬場の空気電池の容量を縮める3大要因となります。

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この度は『空気電池について知っておきたいこと』記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
空気電池の特性をあらかじめ、知っていただいた上で、末永くご利用いただけると幸いです。

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