【はじめての補聴器をご検討の方!必見】デジタル補聴器の仕組み・歴史・最新機能を解説【Vibe補聴器ブログ】

1.はじめに

 

こんなお悩み、ありませんか?

  • 「最近、家族との会話が聞き取りにくくなった」
  • 「テレビの音量を上げると家族に注意される」
  • 「補聴器を検討しているが、違いがよくわからない」

このような悩みをお持ちの方におすすめなのが「デジタル補聴器」です。この記事では、補聴器の基本から最新機能、選び方までをわかりやすくご紹介します。

 

2.デジタル補聴器とは?

アナログ補聴器とデジタル補聴器

補聴器のマイク電気信号をそのまま大きくしたり小さくする技術をアナログ技術といいます。一旦0と1に符号化してから加工する技術をデジタル技術といいます。

アナログ補聴器との違い

  • アナログ補聴器: 音声信号と制御回路にアナログ技術を用いた補聴器で、入ってきた音をそのまま大きくするだけの仕組み。
  • デジタル補聴器: 音声信号と制御回路にデジタル技術を用いた補聴器で、入ってきた音を一度「デジタル信号」に変換し、雑音を除去したり、音質を調整したりできる高機能な補聴器。

アナログ補聴器との比較表

特徴 デジタル補聴器 アナログ補聴器
音の処理方法 デジタル信号で細かく調整 アナログ的に一括増幅
雑音対策 雑音抑制・指向性マイク搭載 雑音も一緒に増幅
カスタマイズ 個人に合わせて細かく調整可 基本的に調整は限定的
接続機能 Bluetoothなどの外部連携 基本的になし
自動化 環境に応じて自動設定切替 手動で音量調整が必要


デジタル補聴器の仕組み

  1. マイクで音を拾う
  2. 音をデジタル信号に変換
  3. コンピュータチップが音を分析・加工(雑音除去、音声強調など)
  4. スピーカーで耳に伝える

デジタル補聴器の主な特徴・メリット

  • マルチチャンネル

入力音を低音~高音までいくつかの周波数ブロックに分解し、それぞれのブロック毎に利得やコンプレッションを調整できる機能で、装用者の聴力に合せた音が作りやすくなります。

  • 環境プログラム(マルチメモリー)

補聴器内のメモリーに数々の場面に適した音質を記憶させて、装用者が切り替えて使う機能で、1台の補聴器を静かな屋内用や、雑音を抑えた屋外用、音楽用、電話用などに使い分けることが出来ます。

  • 雑音をカットして会話がクリアに

背景音(車の音や風の音)を自動で抑制し、会話が聞き取りやすくなります。

  • 自動音量調整機能

 環境音に応じて音量が自動調整され、騒がしい場所でも快適に過ごせます。

  • Bluetooth対応でスマホ連携可能

 スマートフォンと連携し、電話の音声や音楽を補聴器で直接聞くことが可能です。

  • 目立たないデザイン

 耳かけ型・耳あな型などスタイリッシュなデザインも多数。

デジタル補聴器のデメリット

  • 多機能のため設定や調整に慣れが必要
  • 定期的なメンテナンスや電池交換・充電が必要

 

3.デジタル補聴器の歴史

 

📜 デジタル補聴器の歴史と進化

  • 1950年代: 初期の補聴器は「トランペット型」や「真空管式」。大型で携帯に不便
  • 1950〜1980年代: トランジスタ化で小型・軽量化が進む。すべてアナログ方式
  • 1990年代: 1996年、完全デジタル補聴器が登場し、DSP(デジタル信号処理)を搭載
  • 2000年代: 指向性マイクや自動シーン認識など、機能が高度化
  • 2010年代: Bluetooth対応、スマホ連携、AI導入。充電式も登場
  • 2020年代~現在: AI・IoT*と融合し、リモート調整、学習機能、位置情報連動などが可能に。個別最適化が進みました。

*IoT…Internet of Thingsとは、あらゆるモノをインターネットに接続し、情報を交換・共有することで、モノ同士が通信し、相互に制御・操作できる仕組み

現代の補聴器は「聞こえる」だけでなく、「ライフスタイルに寄り添う」パートナーです。

4.デジタル補聴器の最新機能と選び方

 

 デジタル補聴器の市場は今どうなっている?

  • 技術革新と高齢化により市場成長: スマート機能とAIが市場をけん引しています。
  • ニーズの多様化: カスタマイズ可能な補聴器の需要が増えています。
  • DTC(Direct-to-Consumer)モデル: オンライン購入が可能になり、消費者がより手軽に選べるようになっています。

 環境にもやさしい補聴器

リサイクル素材や省エネ製造など、環境配慮型の補聴器開発が進んでいます。

AIと機械学習の統合

AI搭載補聴器は使用者の音環境を学習し、最適化された音質を自動で提供。
難聴の早期発見にも寄与しています。

 

5.まとめ

 

デジタル補聴器は進化し続ける技術により、個別化、スマート化、環境配慮が進んでいます。ユーザーの生活の質を向上させる心強いパートナーとして、今後も多様な選択肢が広がるでしょう。補聴器の選択肢が増える中で、技術的にどれを選ぶか、どの機能が重要かを理解することが、最適な製品を見つけるためのカギとなります。

 

【Vibe:ヴィーブ】

Vibe(ヴィーブ)はご自身のスマホやパソコンを使用して、自宅にいながらフィッティング(調整)が出来る、セルフフィッティング機能が搭載している補聴器で、難聴の方に向けて製造されてた医療機器になります。

Vibe補聴器は自宅にいながら、インターネットで購入可能です。ぜひご利用ください。 

執筆チーム名:Vibe 補聴器 ライターチーム
執筆者名:N.Y