基本性能のハウリング抑制機能と雑音抑制機能について【Vibe補聴器 ブログ】
こんにちは、「Vibe補聴器」ライターチームです。
厳しい暑さがまだまだ続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
徐々に気温が下がりつつ、お出かけしやすい季節になってきます。
また賑やかな場所へ足を運ぶこともあるかと思います。
初めて補聴器を装用して賑やかな場所を訪れる際、
普段の家の中との聞こえ方とは『違う』と感じるかもしれません。
お出かけ先では、普段聞き慣れない様々な音が、補聴器を通して聞こえてきます。
本ブログでは補聴器に搭載されている基本性能を予め知っておくことで、
お出かけ先で安心して補聴器を装用するのに役立ててもらえると幸いです。
また初めての補聴器装用をご検討中の方へも、ご参考になれば嬉しいです。
今回は補聴器の基本性能である
『ハウリング抑制機能』『雑音抑制機能』についてお話させていただきます。
~ハウリングとは?~
補聴器からピーピーやキーンと音が鳴る現象をハウリングといいます。
ハウリングは補聴器で増幅された音が、再び補聴器のマイクに入ることにより起こります。
ハウリングはなぜ起こるのか?
原因とご自身での対処法を少しまとめました。
~ハウリングの原因と対処法~
1.耳せんが耳穴に合っておらずスキマから音漏れしている
▶ 耳あなの形状に合った耳せん(スリーブ)を使用して、耳穴とのスキマをしっかりと塞ぐことで、再びマイクに音が入るのを防ぐことで対処可能。
2.補聴器から出力した音が大きすぎる
▶コンサートなどで大きい音を聞くと、補聴器から出力された音が大きくなり過ぎて音漏れを起こてハウリング発生。
リモコンやボタンなどで音の増幅を軽減調節することで対処可能。
3.耳あかが詰まっている
▶鼓膜まで音が届かずに耳あかで跳ね返った音が再びマイクに入ってしまいハウリング発生。耳あかは丁寧に除去して清潔に保ちましょう。
清潔に保つことは補聴器を長持ちさせるにも大切なこと。
4.電話の際、耳をふさいでいる
▶電話と耳とのスキマが無く、出力された音が反響してハウリングが発生。
耳と電話(受話器)との隙間を適度に空けて電話を持つ。
~ハウリング抑制機能~
ハウリングはだれもが不快に感じる現象で、上記のような対処をしても完全には無くせません。
そうしたハウリングを効果的に軽減または防止するため、近年の補聴器には「ハウリング抑制機能」が搭載されています。
もちろんVibe補聴器にも搭載されています。
すぐに『故障かな?』と心配することは少なくなるかと思います。
雑音とは『聞きたい会話を妨げる音』になります。
初めて補聴器を装用した際には、雑音が特にうるさく感じることがあります。
どんな雑音の種類があるのか、少しまとめてみました。
~雑音の種類~
基本的な雑音抑制機能しては下記の1.定常雑音と2.変動雑音に対して効果的に機能します。
1.定常雑音
▶ エアコンの音や、電車など一定速度で走行する乗り物の走行音、パソコンのファンの音など、ほぼ一定の大きさの音が連続して続いている音
⇒雑音抑制機能
補聴器が”定常騒音である”と判断すると低減もしくは取り除く働きをする
2.変動雑音
▶自動車の交通量が多い道路の近くで聞く騒音や、人が作業をしている音、機械が動いている音
⇒雑音抑制機能
補聴器が最優先にするのは人の話声になり、人の声色(音声の性質や波形)と異なるものは人の音声以外の騒音と判断し低減する
3.突発音
▶日常生活の中には、ものが壊れる音や、ものを叩く音など瞬間的に出る大きな音
⇒突発音抑制機能
4.風雑音
▶自転車を漕いでいる時の風切り音や、風の強い日に聞こえる風音
⇒風雑音抑制機能
~雑音抑制機能~
誰もが賑やかで騒がしい環境下で会話をするときには、様々な雑音に邪魔をされ、会話が聞こえにくくなります。
そんな中でも難聴の方々はさらにひどく感じる場合があります。
そこで、補聴器には効果的に雑音を取り除く、または抑制する「雑音抑制機能」が搭載されていて、とても重要な役割を果たしてくれます。
もちろんVibe補聴器にも備わっています。
補聴器を装用すると、どうしても”聞きたい会話”以外の様々な音も大きくなる場合があります。
初めのうちは脳が慣れていない為、雑音が気になってしまうのは当然のことです。
脳が慣れていく時間が必要なのです。
Vibeの補聴器は、お試し頂いた後も30日間返品可能なキャンペーンを行っています。気になる製品がございましたら、まずお試しでのご利用がオススメです。