補聴器を使っても聞こえない原因|よくある6つの理由と対処法

「補聴器をつけているのに、思ったほど聞こえない」
「音は聞こえるけれど、言葉がはっきりしない」

このような悩みは、補聴器ユーザーの多くが経験します。

実は、補聴器を使っても聞こえにくい原因は1つではありません。
調整や使い方、耳の状態など、さまざまな理由が考えられます。

この記事では

  • 補聴器を使っても聞こえない原因

  • よくあるトラブル

  • すぐできる対処法

をわかりやすく解説します。



1. 「音が聞こえない」と「言葉が聞き取れない」は違う

補聴器のトラブルには、大きく2種類あります。

① 音が聞こえない

補聴器から音が出ていない、または非常に小さい状態。

② 言葉が聞き取れない

音は聞こえるが、会話の内容がはっきり理解できない状態。

特に加齢性難聴では

  • カ行

  • サ行

  • タ行

  • パ行

などの高い音の子音が聞き取りにくくなるため、音が聞こえていても言葉が理解しにくくなります。

 

このうち「➀音が聞こえない」については、電池を交換したり、掃除したり、という単純な作業で改善することがほとんどです。

この記事では主に「➁言葉が聞き取れない」場合について解説していきます。

 


2. 「補聴器を使っても聞き取れない」原因|よくある6つの理由

補聴器をつけているのに、上手く会話を聞き取れないと感じる場合、次のような原因が考えられます。


① 補聴器の音にまだ慣れていない

補聴器を使い始めたばかりの頃は

  • 音がうるさい

  • 雑音が多い

と感じることがあります。

これは、これまで聞こえていなかった音が急に聞こえるようになるためです。

最初は短時間から使い始め、徐々に装用時間を伸ばすことで音に慣れていきます。

大丈夫、2~3か月もすれば補聴器をつけていることも忘れるほどに慣れることがほとんどです。


② 脳が音をうまく処理できていない

難聴の人が、また補聴器を使い始めた人が「音は聞こえる、でもなんて言っているかわからない」と感じるのは、とてもよくあることです。

これは主に、「聞こえてきた音を、脳が適切に処理できていない」から起こる症状です。

難聴である期間が長くなればなるほど、脳の「音を意味がある言葉に置き換える能力」が低下します。

その状態で補聴器で音を届けても、脳がうまく処理できず、「聞き取れない」ことになるのです。

➀同様に、補聴器を毎日使うことで、脳が徐々に音に慣れていき、上手く聞き取ることができるようになることがほとんどです。


③ 補聴器の調整(フィッティング)が合っていない

補聴器は聴力に合わせて音を調整する必要があります。

しかし

  • 聴力の変化

  • 使用環境の変化

などにより、購入時の音調整が合わなくなることがあります。

調整が合っていないと

  • 音が小さい

  • 会話が聞き取りにくい

と感じる原因になります。


④ 周囲の雑音が多い環境

補聴器は基本的に周囲の音を増幅する機器です。

そのため

  • レストラン

  • カフェ

  • 人混み

などでは雑音も大きくなり、会話が聞き取りにくくなることがあります。


➄ 片耳だけ補聴器を使っている

両耳に難聴がある場合、片耳だけ補聴器を使用すると、聞き取りが不十分になることがあります。

人は左右の耳の情報を組み合わせて、音の方向や言葉を理解しています。
そのため両耳に補聴器を装用したほうが聞き取りやすくなる場合があります。


⑥ 補聴器の性能や寿命

ひとことで「補聴器」と言っても、その性能は千差万別です。
音をどれだけ大きくできるか、雑音抑制などの機能が搭載されているかどうか、音を分割処理するチャンネル数は、などなど、主に値段に応じて変わります。

そのためあなたの補聴器の性能が、あなたの難聴度合いに適していない、またはあなたの生活環境に適していないことがあります。

その場合、よりあなたに合った補聴器を使うことをおすすめします。

また、補聴器の寿命は一般的に約5年程度と言われています。
長年使うことで補聴器のがその性能を発揮できなくなっている可能性もあります。

 


3. 補聴器が聞こえにくいときの対処法

補聴器が聞こえにくいと感じた場合は、次の方法を試してみてください。

補聴器を再調整する

聴力や生活環境に合わせて補聴器の音を調整すると、聞こえ方が改善することがあります。
補聴器販売店で購入した補聴器なら、多くの場合そのお店で調整してもらうことができます。
通販などで購入した補聴器の場合、音調整ができる範囲は限定的になるのがほとんどです。

毎日装用する

補聴器は慣れが重要です。
できるだけ毎日使用することで、脳が音に慣れていきます。

メンテナンスを行う

耳あかや湿気は故障の原因になります。
日常的に掃除を行い、補聴器を清潔に保ちましょう。
特に補聴器の「音の出口」に耳あかが詰まらないように気をつけましょう。

耳鼻科で検査する

難聴が進んでいる可能性もあるため、定期的に聴力検査を受けることをおすすめします。

 


4. 自分で調整できる補聴器という選択肢

補聴器が聞こえにくい原因の多くは、音の調整(フィッティング)です。

最近ではスマートフォンを使って、自分で音を調整できる補聴器も登場しています。

Vibe補聴器は

  • スマートフォンで、自分で、自宅で音を調整できる

  • 聞こえチェックを行い、自分の聞こえ方に合わせて音を調整できる

  • 30日返品保証

などの特徴があり、オンラインでも購入できます。

補聴器が合わないと感じている方は、こうした新しいタイプの補聴器を検討してみるのもよいでしょう。




まとめ

補聴器を使っても聞こえない原因には

  • 音への慣れ

  • 調整不足

  • メンテナンス不足

  • 難聴の進行

など、さまざまな理由があります。

多くの場合、調整や使い方を見直すことで改善する可能性があります。

補聴器の聞こえに不安を感じたときは、まず原因を確認し、必要に応じて調整や検査を行いましょう。

もし補聴器自体があなたの難聴に合っていない場合は、新しい補聴器を試すこともおすすめします。