【自分で補聴器を調整できる?】調整の頻度や方法を解説

自分で補聴器を調整できる?調整の頻度や方法を解説

補聴器の調整(フィッティング)の必要性

補聴器の調整(フィッティング)は、使用者の聴力にあわせて聞こえやすい音に設定することです。通常、補聴器を調整する場合は、次の3つの調整が行われます。

・利得調整
・最大出力制限
・音質調整

これらの詳細は後ほど解説します。簡潔に解説すれば、利得調整は聞き取れない音を聞こえる音量まで増幅することです。
最大出力制限は、使用者が不快に感じないレベルまでに、補聴器の最大音量を制限することになります。そして、音質調整でバランスを整え、聞き取りやすい音にします。
これらが、適切に調整されていなければ、補聴器をつけても聞こえが補助されないケースもあるため、必要性が高いです。

調整(フィッティング)にかかる費用の相場

補聴器を購入した専門店に依頼すれば、補聴器の調整(フィッティング)にかかる費用は基本的に無料です。他の専門店で購入した補聴器を調整を依頼する場合、予算相場は1万円程度となります。
補聴器を購入する際には、定期的な調整を視野に入れて、通いやすい専門店を探しましょう。

補聴器の調整頻度は、3ヶ月~6ヶ月に1回程度です。
ただし、補聴器の装用をスタートしてから3ヶ月程度までは、1~2週間に1回は必要となります。定期的な調整を行うことで、快適に補聴器を利用できるため、忘れずに調整するようにしましょう。

補聴器の調整(フィッティング)の一般的な内容とは

補聴器の専門店などで、補聴器の調整(フィッティング)をする場合は、必ず専門のスタッフに調整(フィッティング)してもらいましょう。補聴器の調整は繊細であるため、調整技術を簡単には身につけられません。

認定補聴器技能者の資格をもつスタッフに、調整を依頼すれば安心です。調整は使用者の聴力を測定し、聴力に合った音質に合わせることが基本です。一人ひとり聞こえ方はさまざまであり、音の感じ方も異なります。
一般的には次の3つの調整により、使用者が快適に利用できるようにします。

利得調整

利得調整は、小さく聞こえる音を聞こえる大きさまで増幅します。調整(フィッティング)により使用者は、これまで聞こえなかった小さな音が聞き取りやすくなります。
注意したいのは必要以上に聞こえ過ぎてしまうことであり、最大出力制限が必要です。

最大出力制限

補聴器は一部のメガネ販売店でも販売されています。
最大出力制限は、補聴器から出力される最大音量を制限する調整(フィッティング)です。出力が大きければ、大きな音が補聴器から出ます。
音が大きすぎれば、脳がうるさいと感じたり、耳の細胞を傷つけたりするおそれがあるため、適切に制限してもらいましょう。

音質調整

音質調整とは、音質や周波数のバランスを、言葉を聞き取りやすい音に調整(フィッティング)することです。音がはっきり聞こえるようになれば、会話もスムーズになります。
補聴器の音を自分の聞こえに合わせてもらえば、聞こえやすいため疲労も減少するでしょう。

補聴器は自分で調整(フィッティング)できるのか

補聴器を自分で調整(フィッティング)するのは、基本的に難しいのが現状です。しかし、補聴器メーカーや機種によってはできるものもあります。
その場合は、スマートフォンなどの操作や設定に対する知識が必要です。ここでは、自分で調整可能なトリマー式補聴器や専用アプリ・ソフト、Vibe補聴器を解説します。

トリマー式補聴器

トリマー式補聴器は、近年ではほとんど見なくなった補聴器です。トリマー式補聴器には、補聴器本体にトリマーと呼ばれている調整機能が付いていることが特徴であり、補聴器の音量を調整できる仕組みとなっています。
トリマーとは調整用のつまみのことであり、回転させて調整(フィッティング)します。調整に関しては、特別な計測器や道具を使いません。マイナスドライバーで調整する手軽さが特徴です。

専用のアプリ・ソフトを使う

補聴器の専用アプリ・ソフトを使って調整(フィッティング)することも、デジタル化の急速な発展により可能となりました。スマートフォン対応の補聴器であれば、自分のスマートフォンやパソコンで、調整することが可能です。
これらの技術革新により、電話での通話や動画の音声も補聴器を通して聞けるようになっています。このように、補聴器のアプリ・ソフトを利用した調整は手軽であるため、現在では主流になっている方法です。

Vibe補聴器なら自分で調整(フィッティング)できる

Vibe(ヴィーブ)の補聴器であれば、自分で簡単に調整(フィッティング)できます。Videのセルフフィッティングシステムは、聞こえのチェックの結果をもとに、スマートフォンで補聴器を遠隔で調整します。
聞こえのチェックも、自宅でスマートフォンを使って行うため、これまでのように店頭に足を運ぶ必要もありません。

また、Videの補聴器は、オンラインで購入できるため、耳鼻科や補聴器専門店に行かなくてすみます。公式オンラインストアでは、聞こえのチェックが無料で受けられます。
店舗で購入する一般的な補聴器よりも価格が安いことも大きな特徴です。30日間返品保証や、手厚いサポートなども受けられるため安心して補聴器の利用を始められます。

補聴器の再調整(フィッティング)を行いたい場合

一般的な専門店で調整(フィッティング)された補聴器を購入し、日常生活で聞こえに違和感を感じる場合は、再調整が必要かもしれません。その際には、購入した専門店に再調整を依頼しましょう。

ただし、引っ越しや移転などで元の専門店に行けない場合は、別の専門店に相談する必要があります。補聴器の調整可能なメーカーや機種は専門店によって異なるため、事前に確認することが重要です。

一方、セルフフィッティングが搭載された補聴器を購入した場合は、再調整が必要な際に自身のスマートフォンを使用して調整できます。また、音量や音質の微調節を行いたい場合も、専用アプリを使用して調節可能です。

遠隔調整サポートも登場している

遠隔調整サポートができる補聴器も登場しました。ここでは、遠隔調整サポートの概要や注意点などを解説します。

補聴器の遠隔調整サポート(サービス)とは

遠隔調整サポートは、専門店に行かなくても調整(フィッティング)を受けられるサービスです。自宅だけではなく、出張先や旅行先にいても遠隔調整サポートを受けられます。遠隔調整サポートにはリアルタイム型とリクエスト型があります。

リアルタイム型は、あらかじめ専門店のスタッフと日時を調整します。約束の日時にスマートフォンやパソコンを利用して、テレビ電話のように互いの顔を見ながら遠隔調整サポート受ける仕組みです。

リクエスト型は、仕事やプライベートシーンなどで、気になった聞こえを専門店に報告し、調整をリクエストします。リクエストに対して、専門店から返ってきたデータをアプリで補聴器にインストールする仕組みです。

遠隔調整サポートの注意点

遠隔調整サポートを受けるためには、補聴器と対応できるスマートフォンが必要です。補聴器の機種によっては対応していない場合もあるため、購入前に確認しましょう。
購入後の初期設定や聴力が変化した場合は、専門店に行かなければならない場合があります。
遠隔調整サポートは、音質の微調整用だと認識するのが無難です。また、補聴器本体の清掃や故障の修理は遠隔ではできないため、専門店に行かなければなりません。

まとめ

補聴器を利用するためには、調整(フィッティング)が重要です。調整は、購入した専門店であればほとんどが無料ですが、他の専門店で購入した場合は、1万円程度の費用がかかるでしょう。
補聴器の調整は、主に利得調整や最大出力制限、音質調整の3つで構成されています。専門技術が必要であるため、基本的に自分での調整は避けるほうが無難です。

自分で調整するのであれば、トリマー式や専門のアプリなどを使う機種を選ばなければなりません。
Vibe補聴器なら自分で調整可能な、セルフフィッティングシステムを利用できます。
また、公式オンラインストアではご購入前に『聞こえのチェック』が無料で受けられるので、ぜひお試しください。

Vibe補聴器公式オンラインストア

執筆チーム名:Vibe 補聴器 ライターチーム
執筆者名:Y.Y

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